パートでも大丈夫!

パート勤務で介護職を目指す人に耳寄りな情報をお伝えします!

介護職の扶養内勤務とは

扶養内勤務とは、自身が税金や社会保険の「被扶養者」として働くことをいう。扶養内勤務をすると、扶養者にかかる税金や社会保険の負担を少なくすることができる。ただ扶養内で働くにはルールがあり、そのルールのことを世間では「年収の壁」と呼んでいる。その壁とは、被扶養者の年収が一定額を超えることを指し、一定額を超えると被扶養者にも住民税や所得税がかかったり、扶養者の税金控除が配偶者特別控除に切り替わったりする。そのため、一定額の収入の壁を超えないように、扶養内勤務を希望して働く人は少なくない。

そんななか、介護職の場合は、パートで扶養内勤務に適した短時間勤務ができる働きやすい職場といえるだろう。特に、日中に利用者が多いデイサービスやデイケアになると、夜勤もなく決まった時間帯の送迎やケアの業務が多いため、仕事と家庭を両立することも可能だ。訪問介護もケアの時間帯が決まっており、短時間であることから勤務時間に融通が効き、扶養内勤務やライフスタイルに合わせた働き方ができるのも嬉しい。

ただ扶養内勤務を優先すると、収入金額や労働時間が制限されるため、正社員として働くことは難しくなる。国民年金も第3号被保険者として受け取れるが、厚生年金よりも受取額が低くなるので、扶養内で働いた場合よりも老後資金が少なくなるのが現状だ。年収の壁の仕組みは改正されることがあるので、その時にあった働き方を考慮して選択するようにしたい。尚、扶養内で介護職に就きたいという方は、『介護職は扶養内で働ける?』を読んでおくと参考になるだろう。